それぞれの屋根の下、聖夜に灯る明かり 

 

西の空に薄っすらと茜雲が広がる夕間暮れ。
遠くに見える山の稜線が次第に闇と融けあい
ひとつ、またひとつ、家々に門灯が点りはじめてゆきます。 
それは私たちを優しく包み、
くたびれた心を柔らかく和ませてくれます。

 

 

akari

 

 

ひとつひとつの屋根と、その窓から洩れる灯り。
そこには灯りと同じ数だけの安らぎと幸福が閉ざされています。 
誰も受け付けない、その家族の為だけの空間。 
手が届きそうなほど近いのに、遠くかけはなれた空間。

 

 

akari2        

 

今宵は灯りがもっとも似合う聖夜。 
夜の海に広がる銀河のように
華やかな光の祭典もいいけれど、
野良猫が徘徊するような、うら寂びれた路地裏の
小さな灯りの帯も妙に心をそそるもの。

 

いづこの街にも人が溢れ、それぞれが足早に温かな灯りの待つ家路を辿っている今宵。
 メリー・クリスマス!
誰もがみな、このひととき幸せでありますように。

 

 

 


よろしければシェアお願いします

2018年12月に投稿したLOVE STYLEの記事一覧

この記事のトラックバックURL

PAGE TOP